御嶽山は初心者にも人気だった!登山初心者の心構えとは?
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御嶽山は登山を始めたばかりの初心者にも適した山だったようです。
秋の好天、紅葉期のスタート時期に起きた噴火。
今あらためて振り返る登山初心者が持つべき心構えとは?
なぜ御嶽山は登山初心者に人気なのか?
御嶽山は標高3067mの1つの山だけで成り立っている独立峰であり、日本の独立峰としては富士山に次いで2番目に高い山です。
標高2180mの田の原天然公園(7合目)に広い駐車場があり、そこまでなら自動車で行けます。
そこから山頂までの登山道は整備されており、危険な箇所も少なく山頂までかかる時間も約3時間ほどで到達できます。
また、山頂付近には山小屋が10件ほどあります。
以上の理由により、御嶽山は登山を始めたばかりの初心者でも十分に楽しめる人気の山になっています。
最近は「山ガール」という言葉が生まれるほどの空前の登山ブームであり、私自身も地元の山に(たまにですが)登ったりします。
登山は自然を相手に楽しむものであり、自然が見せる美しさを実感したときの感覚は本当に言葉では表現できないほどです。
しかし、忘れていはいけないことは、時として自然は脅威にもなるということ。
登山を始める初心者が増えてきた今だからこそ、知っておきたい登山初心者の心構えを改めて振り返りましょう。
登山初心者が持つべき心構え
事前準備を妥協しない!万全の準備を行うこと!
登山に挑む当日までに事前準備を色々実施するかと思いますが、ここの準備が非常に大切です。
たまに、軽装で小さいかばん一つで登山をしている人を見かけますが、何かあった時にその装備だけでは非常に心配です。
くれぐれも事前準備を怠ることがないように心がけましょう!
服装・持ち物・装備については、こちらのサイトにわかりやすく紹介されています。
ぜひ参考にしましょう。
(富士登山についての記事ですが、必要なものは同じです)
雨具は絶対に持参しましょう!雨合羽でもいいですし、最近はゴアテックス素材の質の高いものも出ています。
ゴアテックス素材のアウターですと外からの水分は中に通しませんが、内側から外へは通します。そのため、ムレたりしにくくオススメです。
とにかく、山の天気は変化しやすいので、どんなに当日好天だろうと天気予報で晴れになっていようと雨具は必ず忘れないようにしましょう。
また、非常食(なるべくカロリーが高いもの)や水分も大事です。当然ですが、標高が高くになるに連れて寒くなりますので防寒具も大事です。
腕時計は防水機能付きのものを使いましょう。また、ライターは非喫煙者であっても1つ持っていた方がいいでしょう。
登山当日。一番大事なことは・・・
さて、いよいよ登山当日です。
登山当日の心構えとしては以下のとおりです。
・なるべく早めに登山し、早めに下山!
日が暮れてからの下山は道に迷ったりと危険です。当日は早い時間から登山を始めましょう。
・急がずに、ゆっくり小さい歩幅で歩く!
標高が高くなると酸素が薄くなり、少しのオーバペースで心臓がドキドキしてきます。ゆっくり一定のリズムで上下左右の動きを小さくして歩きましょう!
・水分補給、栄養補給はこまめに!
水分は一気に飲むとトイレに行きたくなるので、少しずつ飲みましょう。逆にトイレを気にして水分補給を控えるのは厳禁です。脱水症状、高山病の原因になります。また、食事についてもこまめにとるようにして低体温症などにならないよにしましょう。
・経験者と登りましょう!
登山初心者の場合は、できるだけ一人だけの登山はやめましょう。万が一の遭難時など、パニックに陥り正しい行動が取れない場合があります。
この他にも登山当日の心構えはたくさんありますが、代表的なものをピックアップしました。
最後に、私が登山当日において最も重要だと確信していることを言って、締めたいと思います。
最も大事なこと、それは「引き返す勇気」です。
道に迷ったりなど不測の事態が起きた時に、人間というのは不思議なもので「せっかくここまで来たのだから、いまさら引き返すのも・・・」と思ってしまいます。
例え、山頂が遠くに見えていたとしても予期せぬ出来事に遭遇した場合は、無理をせずに引き返すことが大切です。
取り返しの付かないことになってしまっては遅いのです。引き返して、またチャレンジすれば良いだけです。
どうか、「引き返す勇気」という言葉を頭の片隅にしまっておいてください。
まとめ
・登山は自然を相手にしている。自然を甘く見てはいけません。
・まずは事前準備を万全に実施すること。服装・持ち物・装備に不足がないか必ずチェックしましょう!
・登山当日の心構え、たくさんありますが最も重要なのは「引き返す勇気」!
記事公開日:2014年9月28日
最終更新日:2017年7月20日
カテゴリー:生活・ライフスタイル 豆知識
なるほど分かりました。引き返す勇気ですね。