科学的にやる気スイッチを入れるための超簡単な8つの行動習慣とは?
この記事は約10分で読めます。
小難しいことはいいから、とにかくやる気スイッチをONにする簡単な方法を教えてくれ!という人に向けた記事です!
あなたは今、こんな悩みを抱いていたりしませんか?
- やらないといけない作業があるのにやる気がでない。
- 不安やストレスで頭がいっぱいで仕事が手に付かない。
- このままではいけないと自覚しているけど、どうすればいいかわからない
社会人・主婦・フリーター・学生など年齢や職業、性別にかかわらず現代のストレス社会に生きる私たちに付きまとう問題。
その一つが「やる気がでない」です。
最近では「やる気スイッチ」という言葉もよく耳にするようになりましたが、裏を返せば
どうすればやる気スイッチがONになるのか?(=やる気を出すために何をすればいいのか?)
が現代人の強い関心毎になっているということではないでしょうか?
今回は、そんな「やる気」に対して
- やる気スイッチをONにするために知っておきたい重要ポイント3つ
- やる気スイッチをONにするための今すぐ簡単にできる8つの行動習慣
について、科学的根拠の裏付けがあるものだけをまとめて紹介していきます。
どれも今すぐ・簡単にできるものばかりです。
明日からと言わず、だまされたと思って今すぐ実践してみてください!
(実はこれもやる気スイッチをONにするための具体的行動の1つですよ!詳細は後述します)
Topics
やる気スイッチをONにするために知っておきたい重要ポイント3つ
まず何よりも先にお伝えしたいのが、どうすればやる気スイッチがONになるのか?ということです。
タイトルに記載している通り、そのために知っておきたい重要ポイントが3つありますので紹介します。
- やる気を出すために脳へ働きかけて錯覚させる。
- やる気を出しやすくするためのメンタル・環境を準備する。
- やる気の阻害をするストレスを軽減する。
やる気を起こすために重要なことがこの3つであり、言ってしまえば今現在世に出ているやる気を起こす多数のメソッドはこれのどれかに集約されます。
つまりこのポイントさえ押さえておけば間違いないのです。
とにかく早くやる気スイッチを入れる方法がほしい!という人のための記事になので、なぜこの3つのポイントが重要なのか?については後回しにします!笑
まとめの前に書いておきますので、気になる人はチェックしてください。
やる気スイッチをONにするために今すぐ簡単にできる8つの行動習慣とは?
やる気スイッチをONにするために具体的に何をすればいいかを説明していきます。
繰り返し言いますが、どれも誰でも・今すぐ・簡単にできるものばかりです!
脳へ働きかけてやる気スイッチをONにする3つの行動習慣
1.あれこれ考えるな!とにかくやり始める!
「早くあの作業をしないと。あーどうしよう、やる気が起きない。。」
誰でも経験するこの状況。
こんな場合は、“とにかくやり始める”ことが大事です。
あれこれ考えず、サクッとその作業に向き合って手を動かす。
これにより、作業興奮が起こりいつの間にかやる気が起きる状態になります。
はじめのうちはやる気がないが、はじめてから暫く経つと少しずつやる気が出てくる。
これは「作業興奮」と言い、心理学者クレペリンによって発見された。
そのメカニズムは、やる気やモチベーションは、脳中心部にある「側坐核」で作られるが、この側坐核を活動させるためには、ある程度の刺激が必要になる。刺激がないと、側坐核は活性化せず、やる気が出てこない。側坐核が活性化するには、とにかく、小さなことを始める。
(参考:http://brainvalley.jp/%E4%BD%9C%E6%A5%AD%E8%88%88%E5%A5%AE)
2.目標(ゴール)と現在のギャップを把握し、何が障害になるかを明確にする!
やる気がなかなか起きないその作業やその仕事、
一体それは何のためにやるのでしょうか?
きっとそこには大なり小なり何らかの目標(ゴール)があるはずです。
その目標を明確にすることで今の現実とのギャップが初めて認識できます。
そのギャップの中にある障害を1つ1つ明確にしてみましょう。
そして、見えてきた障害を実現可能な順に並べ替え1つ1つクリアしていきます。
そうすることで目の前の難しいと思い込んでいた仕事・課題・作業のとっかかりを見つけることができ、かつ自分の中での道筋が明確になることでモチベーションがUPするのです。
これはメンタル・コンストラスティングという手法です。
目を背けたくなってしまいがちな目標達成までの障害・課題に敢えて向き合い、実現可能なタスクレベルまで落としこむことで「やれる!」と思えるようになることで、やる気に繋がるという仕掛けになっています!
3.目の前の作業をこなす時間を設定し、作業時間を計測する!
目の前のやらないといけない作業をどれくらいの時間をかけて終わらすかを自分で設定します。
そして、その時間でタイマーをかけてその作業を行うのです。
この時、タイマーはカウントアップではなくカウントダウンにするとなお効果的です。
人間は時間設定がされていると、自然と「限られた時間内でいかにいい結果を出すか」を無意識的に考えるようになり、漠然と作業をするよりやる気・集中力・生産性が上がります。
また、時間計測を習慣化することにより、
- 作業時間見積もりの精度UP
- 達成感UP
- 自分の成長の見える化
- モチベーション維持
に繋がるという効果もあります。
やる気スイッチをONにしやすいメンタル・環境準備のための3つの行動習慣
4.朝に軽い運動を行い前頭葉を活性化する!
あなたは起床後、まず最初に何をしていますか?
スマホに手を伸ばしてSNSをチェック何なんてしていませんか?
そんなあなたに、「起床後の朝に軽い運動をする」ことをお勧めします!
起床後に軽い運動をすることにより、脳への血流が増加し重要な判断や決断を下す前頭葉が活発化して、その後の作業効率がUPします。
数多くの研究でその成果が報告されており、この朝の運動が習慣化されるとあなたのワークライフスタイルを激変させるかもしれません。
まずは手軽にできる散歩・筋トレなどの運動からチャレンジしてみください♪
5.マイクロ・スリープが起きた時は、潔く20~30分の仮眠をとる!
昼食後の午後に、睡魔に襲われて一瞬カクッとなる経験ありますよね?
これはマイクロ・スリープと呼ばれており、瞬間的な脳のクールダウンにより認知機能の回復、セロトニン・ドーパミンの分泌による脳への快感刺激を起こす重要な働きであることが証明されています。
(とはいえ、会議中に頻発するのは要注意ですね・・笑)
このマイクロスリープは、思考や言語、記憶など人間らしさを司る大脳皮質の働きが落ちてきたときに発生します。
そんな時は、思い切って仮眠をとることが非常に効果的です。
NASAの研究では26分の仮眠でパイロットの能力が34%向上したと報告されています。
そのほか、認知症や心筋梗塞の予防になる研究結果も出ています。
仕事中に睡魔に襲われた時はトイレの個室や休憩所に行って30分以内の仮眠をとった方が1日の生産性でいうとプラスになるので思い切って仮眠をとりましょう!
6.身の回りに赤・オレンジ色のアイテムを置く!
色彩心理学にて、赤色・オレンジ色が
- 気分を高揚させる
- やる気を高める
- 強いエネルギーをもたらす
という効果を出す色とされています。
自分の作業環境を見渡した時に、赤・オレンジ色のものはありますか?
もしない場合は、1つからでもいいので赤・オレンジ色のアイテムを準備しましょう!
やる気の阻害となるストレスを軽減するための2つの行動習慣
7.胸を張るなど自信に満ち溢れた姿勢を2分間する!
誰でも無料で簡単にストレスを軽減することができる方法が、「自信に満ち溢れた姿勢を2分間とる」です。
これは、あの有名なTEDでいまだに人気ランキングの上位に位置する社会心理学者のエイミー・カディ氏のプレゼンテーションである
「Your body language shapes who you are/Amy・Cuddy」
(和訳:ボディーランゲッジが人を作る)
にて科学的に証明しています。
この動画は私も大好きでもう20回以上は見ています。
(そして毎回最後、感動して泣きそうになっています。。てか、初回は泣きました。笑)
気になるかたは、ボディーランゲージが人を作る/エイミー・カディを是非ご覧ください!
2分間、自信に満ち溢れた姿勢をとることでストレスホルモンであるコルチゾールが減少し、支配的ホルモンであるテストステロンが増加することを実験結果から証明しています。
やる気が起きないときに胸を張ったり、仁王立ちをするなどのポーズを2分間とってみましょう!
8.心配事、不安な事を書きだす!
あなたが抱えている心配事や不安な事。
本当にそれって今考えないといけない事でしょうか?
それを確認するために5分でできる簡単な作業が「心配事・不安な事の書き出し」です。
騙されたと思ってやってみてください。きっと10分も15分もこの作業をできる人って少ないと思います。
大抵5分くらいでささっとできるはずです。
そしてここからがポイントなのですが、書き出したリストを1つ1つ眺めてみて
- 自分ではどうしようもできないこと
- 今すぐ考えなくてもいいこと
に丸をつけてみましょう。
残ったリストを見てみると、「あれ?こんなもんだっけ?」と思いませんか?
書き出すことで雪だるま式に膨れ上がってた心配事・不安な事に客観性や距離感が生まれる。ということがこの作業のポイントなのです。
不安な気持ちが拭えないときに是非トライしてみてください!
やる気スイッチをONにするために脳への働きかけやメンタル・環境の準備、ストレス軽減が必要な理由
冒頭で後回しにすると言っていた理由について記載します。
なぜやる気を出すために脳へ働きかける必要があるのか?
やる気がでる・でないはすべて脳の状態に大きく左右されるためです。
そのため、自分から脳に働きかけて「あ、今やる気がでているモードなんだ!」と錯覚させることが非常に重要になります。
なぜやる気を出しやすくするためにメンタルや環境の準備をしておく必要があるのか?
いざ脳を錯覚させてやる気スイッチをONにしたとしても、あなたの体調(おもに精神状態)や周りの環境が悪い場合は長続きしません。
そのため、日頃からの行動習慣を改善し常に精神状態を安定させ、やる気の阻害となる誘惑を極力排除した環境づくりをする必要があります。
なぜストレスを軽減させることがやる気スイッチをONにするために必要なのか?
重複しますが、ストレスこそがやる気スイッチONの最大の敵だからです。
人は悩み事があるときや、頭がモヤモヤしているとき、戸惑いの感情があるときはネガティブ思考になり、集中力が極端に下がり作業が手に付かなくなってしまいます。
こういったストレスフル状態を、以下に自分で管理・コントロールできるかがやる気を出すうえで非常に重要なのです。
まとめ
今回は、誰でも今すぐ簡単にやる気スイッチをONにする行動として8つご紹介しました。
- あれこれ考える前に、とにかくやり始める!
- 目標と現在のギャップにある障害を明確にする!
- 目の前の作業をこなす時間の設定と計測をする!
- 朝に軽い運動を行い前頭葉を活性化する!
- マイクロ・スリープが起きた時は、潔く20~30分の仮眠をとる!
- 身の回りに赤・オレンジ色のアイテムを置く!
- 胸を張るなど自信に満ち溢れた姿勢を2分間する!
- 心配事、不安な事を書きだす!
どれも簡単にできるものばかりなので、是非チャレンジしてみてください!
参考著書:
参考記事:
記事公開日:2017年7月30日
最終更新日:2017年7月31日